一人ぼっちじゃない

自分がつらい時、誰かに、思わず心が軽くなるように一言を言ってもらえたらな、
なんて甘ったれたことを考えてしまうことが、時々あります。
でも、自己中心的な生き方をしている私です。
寂しい時だけ、誰かに助けてもらおうなんて虫が良すぎる。
今のつらい気持ちは自業自得。甘んじて受けるべし。
そう自分に言い聞かせて、顔を上げて、背筋伸ばして・・・
でも、そんな時だからこそ。
何気ない笑顔や一言に救われてしまうことがあります。
先日、母が庭いじりをしていたら、通りがかりの女性が声をかけてきたそうです。
だいぶお元気になりましたね、と。
話したこともない、まったく面識のない人なので驚いていると、
これまで通りがかりによく、父の世話をする母の様子を見ていたそうです。
父は10年前から認知症で、3ヶ月ほど前に施設に入居したところでした。
「本当によくがんばっていらして・・」
そう言われて、母は思わず泣いてしまったそうです。
すると塀越しに(胸ぐらいの高さの塀)、その女性が母の肩を抱いて
一緒に泣いてくれたそうです。
私は一応、家族内では「クールな長女」というキャラで通っているので
ごく普通の声で「見ていないようで、人って見てくれているのね」と言ったのですが。
電話なので見えないのを良いことに、実はタオルで顔を覆って泣いてしまいました。
自分は一人ぼっちだ。誰も私の気持ちなんか分からない。
そう思ってしまうことがあるけど、それは違う。
誰も何も言わないだけで、遠くから、そっと気遣ってくれている人っているんですね。
決して一人ぼっちじゃないんですよね。

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